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『うしおととら』あらすじを紹介!涙腺崩壊の王道少年漫画!

2015年、原作の完結から約20年もの時を経てテレビアニメ化された『うしおととら』。そんな90年代少年漫画の名作と名高い『うしおととら』あらすじをご紹介します。

 

『うしおととら』と言えば、人間や妖怪たちの出会いや戦い、絆や因縁…多くのエピソードがラストに向かって一つに収束していく壮大なストーリー、そして時を経てもなお色あせることのない名言の数々が魅力の作品。

 

まだ原作は未読、アニメも見視聴だけど、「うしおととら、ちょっと気になっている」もしくは「友人に勧められているけど、どんな話?」なんて時に役立てて頂ければ幸いです。

 

ネタバレNGな方は、ここで引き返して頂くことをオススメします。

 

※2018年7月更新↻

 

『うしおととら』の主要な登場人物紹介

うしおととら 単行本 1~8巻の写真

まずは、『うしおととら』の主要な登場人物をご紹介します。

  

☆蒼月 潮(あおつき うしお)

お寺の住職の息子で、中学2年生。ある日、自宅の寺の蔵掃除を任され、地下室に通じる扉を発見。そこで「槍」に縫い留められた1匹の妖怪と出会う。

 

曲がったことが大嫌いで嘘をつくのも下手くそ、とにかく真っすぐな少年。クラスのムードメーカー。運動神経抜群で、よく運動部にスケットを頼まれているが、うしお自身は絵が大好きな美術部。しかし壊滅的に下手でセンスはない。

 

少年漫画の主人公らしく、誰かのために自分が傷つくことも厭わない性格で、命をかけてでも戦いに身を投じる。

 

その強さと優しさは人間だけでなく妖怪にも向けられるため、その甘さで足元をすくわれることもあるが、いつの間にか多くの人間や妖を惹きつけていく。

 

あとめちゃくちゃモテる。

 

☆とら

うしおの自宅(寺)の蔵で500年間、「獣の槍」に封じられていた妖怪。あることがきっかけで潮に解放され、虎に似ていることから「とら」と名付けられる。年齢的には2000歳超え。

 

500年ぶりの外界が面白いらしく、潮といる時は可愛らしい子どものような無邪気な一面を見せることもあるが、昔は多くの妖怪から一目置かれて恐れられていたほどの大妖怪だった。めちゃくちゃ強い。

 

雷と炎を操る妖怪でありながら、人に化けたり、様々な戦いのできる多才なヤツでもある。力押しな戦い方もするが、相手によってはちゃんと策を練って戦うこともできるので、なかなか知的なヤツ。

 

最初は「潮を喰っちゃる」ために取りつくが、獣の槍を使う潮を簡単に喰うことはできず、いつの間にか潮が首を突っ込む厄介ごとに巻き込まれ、共に戦ったり関わったりするはめになる。うしおとは、背中を預けて戦ううち、深い絆が芽生えていく。

 

「いつか自分が喰うために、潮を守る」という一見矛盾した言動に見えるが、これはとらの過去と(無意識ではある)大きな関わりがある。

 

ある妖怪絡みの事件で真由子(下で紹介)と出会い、ハンバーガーをもらって以来大好物。うしおの手前人間を食べられないので、ハンバーガーや、海ではサメなんかも食べていた。好奇心旺盛で雑食。

 

☆蒼月 紫暮(あおつき しぐれ)

潮の父。普段は寺の住職だが、真の姿は日本を妖怪から守る光覇明宗(こうはめいしゅう)最強レベルの法力僧である。

 

今はちゃらんぽらんでテキトーでひょうきんなオッサンに見えるが、若いころは「獣の槍」の伝承者になるべく熱心に修行しており、それでいて槍に選ばれない苛立ちから荒んでいた時期も。妻(潮の母)との出会いが、そんな紫暮を変えた。

 

ふざけた姿が多く表にはあまり出さないが、潮を心の底から信頼し、陰から支える強くてかっくいい父ちゃんなのである。

 

☆中村 麻子(なかむら あさこ)

黒髪ショートヘアが可愛いヒロイン。潮の幼馴染で真由子(下で紹介)の大親友。気の強い活発な少女で、潮以外には親切で優しい。嫌いなのではなく愛情の裏返しで、本当は潮が大好き。

 

潮と同じく正義感が強く、霊力等の特殊な力は持っていないものの、持ち前の運動神経と父から鍛えられた空手で数々の危機を乗り越える。とらに「ただ者じゃない」と言わしめる。

 

☆井上 真由子(いのうえ まゆこ)

もう一人のヒロイン。潮の幼馴染で麻子の大親友。麻子とは対照的におっとりのんびりマイペースで天然な女の子。でもいざという時は、恐怖や困難に立ち向かう強い意志を持つ。

 

本当は潮のことが好きだが、麻子のことも大好きなため、こっそり身を引く健気さが泣かす。とてもカワイイ。

 

実は物語に大きく関わる人物の血を引いており、妖怪との事件に巻き込まれるように。とらと出会い、とらのことが大好きになる。とらいわく、「うしおの次に喰う、でざあと」。要するに、とらにとって結構重要な存在。

  

☆白面の者

『うしおととら』の最強の敵。ラスボスにあたる、九つの尾を持つ白い巨大な妖怪。

 

昔々、わだかまった陰の気から生まれた妖怪で、陽の気から生まれたもの(人間とか)を憎み、苦しめて殺戮することを喜んでいる。そして人や妖怪たちの恐怖を喰らい、更に強大になっていく恐ろしい存在。

 

最後の戦いまでは身動きの取れない状態にあるため、自身の尾を使った分身や婢妖(ひよう)と呼ばれる小さい妖怪を使い、潮たちを襲撃。人間を利用して潮たちを襲わせるなど、強大な割にネチッこいこともしてくる。

 

☆衾(ふすま)

空を飛んでいる気持ちの悪い妖怪。人間を大量に喰える飛行機を狙って何度か襲っており、潮ととらの乗っている飛行機にも襲撃してくる。

 

他にも印象的な妖怪が多数登場する中、かなりのインパクトを読者や視聴者に与えたようだったので、ご紹介。確かに最初のアップはなかなかの衝撃。気になる方は「うしおととら 衾」で検索。

 

『うしおととら』あらすじ

うしおととら 単行本 9~16巻の写真

中学生の少年・蒼月 潮はある日、寺の住職である父から蔵の掃除を命じられ、地下室へと通じる扉を発見。「こんなの知らんぞ」と扉をこじ開けた潮は、そこで1本の槍に縫い留められた1匹の妖怪と出会う。

 

自由になったあかつきには、人々を喰らい、周囲を地獄へ引きずる込んでやるという凶悪な妖怪を封じたままにしておくつもりだった潮だが、500年間ずっと閉じ込められていた妖怪の妖気やうっぷんが流れ出てしまい、周囲の小妖怪たちが集まってしまう。

 

偶然家に来ていた幼馴染の麻子と真由子が襲われ、小妖怪たちを退治することを約束に、潮は妖怪を封じていた「獣の槍」を引き抜いた。

 

だがその直後、妖怪は「だれが人間との約束なんかまもるか」と潮に襲い掛かり、怒りをあらわにした潮によって、獣の槍で追い回され、結局は戦わされることになる。

 

小妖怪たちを蹴散らした妖怪は「とら」と名付けられ、簡単に約束を破ったその性格と危険性から、その後も潮によって獣の槍で殴られ従わされることに。

 

危険なとらを野放しにするつもりのない潮と、潮に取りつくことになったとら。

「いつか退治してやる」

「いつか喰ってやる」

 こうして伝説のコンビ、うしおととらの物語が始まる。

 

妖怪を倒すための霊槍「獣の槍」を手にした潮は、とらと共に周囲に集まってくる妖怪を倒し、妖怪絡みの問題を解決していく日々を送る。

 

とらは人のために傷つく潮を理解できないが、すぐに厄介ごと首を突っ込む潮のせいで、「潮を喰うのは自分だから、他の妖怪に殺させるのは気に入らない」と、結局は共闘するはめに。何度も背中合わせで戦ううち、うしおととらは徐々に絆を深めてゆく。

 

そんな妖怪との戦いの最中うしおは、父から死んだと聞かされてきた自身の母が、妖怪から憎まれながら生きていると知る。真実を知りたいと父を問い詰めるが、見事にかわされてしまう。

 

実はその時、潮の父・蒼月 紫暮も所属する日本を妖怪から守る「光覇明宗」の面々は、「獣の槍」が潮の手で引き抜かれ、妖怪が討たれることなくとり憑いている状況を危惧していた。

  

伝承によると凶悪な妖怪「とら」を討ち、「獣の槍」を持ち帰るために、潮たちのもとへ追手の法力層たちが現れるが、紫暮は2人を「白面の者」と戦う運命にある者たちだと言い、上層部に逆らい戦う。

 

そして潮に、「自分自身で母の秘密を知ってこい」と、とらと共に北海道へ送り出す。

 

斯くして北海道へ旅に出ることになったうしおととら。しかし陸路・空路・海路、どれをとっても妖怪たちや光覇明宗の人間たちに出くわしトラブルに巻き込まれ、幾度となく危険な戦いを繰り広げることになる。

 

様々な妖怪、人間たちと出会い、時に戦い、時に救い、北海道 カムイコタンを目指す2人。

 

うしおは、獣の槍を使いすぎたことで魂を削られ一度は獣になりかけるも、彼を思う人々に救われ、ついに母の秘密、大昔に起こった大妖怪「白面の者」との戦い、自身が手にする「獣の槍」の誕生とその重要性など、多くのことを知る。

 

北海道への長い旅を終えたうしおととら、その帰路も決して平和で穏やかではなかったが、無事に帰りついた2人を待つのもやはり、妖怪がらみの問題の日々。

 

そこへ「獣の槍」破壊を目論む者が現れ、阻止はするものの、槍を失った時の自分の弱さ、大事な人を守れない不甲斐なさに、潮は落胆。そんな彼に救われた法力層の協力により、潮は槍に頼り切った戦い方を変え、更に強くなっていく。

 

その後、「白面の者」を巡る東西2つの妖怪派閥の追突に巻き込まれ、アメリカの対妖怪組織「ハマー機関」からの襲撃を受けるなど、協力が不可欠である強敵との戦いを前にして、人間・妖怪それぞれの不和に翻弄されることに。

 

しかし、強い信念を持って宿命に立ち向かう潮を中心に、ついには妖怪も人間もまとまりを見せ始める。

 

うしおととらこそが、「希望」だと感じるようになっていく。

 

しかしそんな「希望」を絶つため「白面の者」に送り込まれた婢妖によって、彼らと関わった者たちから2人の記憶が次々消されてしまう。うしおととらの記憶が抜け落ちた人々、妖怪たちに広がっていくのは、恐怖と絶望…。

 

恐怖を糧により一層強くなる「白面の者」との戦いに、負の感情がぬぐい切れないまま最後の戦いが始まってしまう。

 

そしてついに、長い長いうしおととらの物語は最終局面を迎える。

 

⇧ここまで⇧

 

『うしおととら』のあらすじでした。アニメにはないお話もありますし、細部は飛ばしていますが、こんなストーリーを辿りながら、たくさんの妖怪や人間たちの出会い、迫力の戦い、そして時には悲しく辛い出来事を通して潮もとらも成長していきます。

 

笑いと感動と熱い展開がギュッと詰まった最高の物語です。

 

『うしおととら』の魅力

うしおととら 単行本 17~24巻の写真

☆藤田和日郎作品らしい見事なまとめ方

藤田和日郎先生は、広げた風呂敷を畳むのがお上手なんです。『からくりサーカス』の記事でも書いたんですけど、本当にお見事!

 

うしおととらの旅、その中での出会いや出来事、「全部に意味がある」んですよ。ラストに全部、繋がっているんです。このまとめ方が本当に最高。

 

☆潮の真っすぐなかっこよさ!

主人公の蒼月 潮。お調子者で単純、だけど真っすぐなかっくいいヤツなんです。少女漫画のイケメンみたいな爽やかさも、クールさも持ち合わせていないんですけどね。泥まみれで血みどろですし。

 

でも、誰かのために心から泣いてあげられるって、素晴らしいことだと思いませんか。潮の言葉に勇気や元気を貰ったり、救われて支えられた人間や妖怪がたくさん。私ももちろん、その一人です。

 

大人になるにつれ、「そんなキレイには生きられんわ…」と実感することが増えていきますが、だからこそ、潮のような生き方がよりカッコいい!と思わずにはいられません。

 

☆とらが最高

小さい頃から、ずっととらちゃんが大好きです。粗野で粗暴、過去には人も食べる怖い妖怪だったわけですが、それでも憎めない無邪気な姿や可愛らしい一面のギャップがまた最高。

 

とらちゃんの過去を知ってしまったらもう…涙が…。とらちゃんの「喰ってやる」には、そんな思いが(無意識でも)隠されていたのか…と。気になる方は、漫画を読む、またはアニメを今すぐチェック!

 

☆名言&名シーン満載

藤田和日郎先生の描く物語は、名言&名シーンが満載。少年漫画って、やっぱりこうじゃなくっちゃ!って感じの熱さ。

 

涙なしに読めない、見られないシーンが続出です。潮も、とらも、そのほかのキャラクターたちも、皆グッとくる良いこと言います。

 

あまりに多すぎて、長くなるので、気になる方は⇩をご覧ください(*^^*)

vod-life.hatenablog.com

 

アニメ『うしおととら』無料視聴方法

うしおととら 単行本 25~32巻の写真

このページでは、主に漫画の『うしおととら』について触れていますが、アニメから見てみるのも良いと思います。

 

絵がとっつき悪い…と言う方もアニメからならすんなり楽しめそうなので。

 

初回限定にはなりますが、動画配信サービスの無料お試し期間を利用することで、「うしおととらを無料視聴」することができます。

 

期間内に解約すれば、料金は発生しませんし、簡単な無料登録さえ終わればすぐに視聴できますので、DVDレンタルよりお得で手軽。

オススメなので、ぜひ活用してみてください。

 

カットされた話もすんごく良いのがいっぱいなので…気になったら、ぜひ漫画の方も…!

 

下記のおすすめサービスで『うしおととら』アニメ配信中なので、初回の無料期間を利用して見ることができます。

☆フジテレビ公式動画配信サービス【FODプレミアム】

☆【Hulu】なら、映画、国内外のドラマ、アニメが楽しめます。

☆【Amazonプライムビデオ】まずは30日間無料体験 

※本ページは2018年7月時点の情報です。最新の配信状況は各サービスの公式ページでご確認ください。

 

まとめ

うしおととら 単行本 33巻と外伝の写真

いかがでしたか?『うしおととら』のあらすじをご紹介しました。

 

少年漫画の王道って感じなので、そういったジャンルがお好きな方には特にオススメです。「漫画の絵、やっぱりとっつきにくいかも…」という方は、アニメの方が見やすいはずです。

 

確かにカットされたお話は寂しいですが、原作への愛情を感じるアニメで、私は大好きです。アニメを見て、原作も気になったら、読んでみるってのも良いのではないかと(^-^)

 

それでは、『うしおととら』1巻から読んできます!さよなら!

 

あ!『うしおととら』の作者、藤田和日郎先生の他の代表作『からくりサーカス』がアニメ化されるそうなので、「からくりサーカスがアニメ化!あらすじ&魅力を紹介! - 気ままにVODらいふ。」もよろしければご覧ください。