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からくりサーカスあらすじ&魅力を徹底紹介!【祝TVアニメ化!】

ついにTVアニメの放送がスタートした藤田和日郎の『からくりサーカス』

Twitterなんかでも話題になってますが、原作を御存じですか?

  

1997年から2006年まで週刊少年サンデーに連載されていた、単行本43巻にも及ぶ超大作コミック。

アニメは気になっているものの、原作は未読!という方もいらっしゃるでしょう。

  

そこで今回、原作の藤田和日郎先生や『からくりサーカス』のあらすじ、個人的に思う魅力などなどご紹介します。

どんなマンガ?なんて気になっているあなたは、ぜひご覧になっていってください。

 

 

からくりサーカスを描いた藤田和日郎先生って?

まずは『からくりサーカス』を描いた北海道・旭川出身の漫画家の藤田和日郎先生についてチラッとご紹介しましょう。

 

上の画像の眼鏡のお方です。

 

藤田和日郎先生といえば、あの名作『うしおととら』を描いた漫画家さん。

2015年には連載終了から20年もの時を経てアニメ化されてましたね。

 

………『うしおととら』を知らない!?

そしたらとりあえず「これだけ読めばだいたいわかる『うしおととら』あらすじ&魅力! - 気ままにVODらいふ。」が役に立つはずです。

 

ほかにも代表作の1つ『月光条例』や、『黒博物館 ゴースト アンド レディ』、『邪眼は月輪に飛ぶ』などなど。

どれも素敵なので、機会があればぜひ読んで頂きたい作品がたくさんあります…|д゚)

 

2016年から現在も、週刊少年サンデーで『双亡亭壊すべし』を連載中です。

少年漫画とは言え、荒々しい独特の絵柄で少しクセがあるので、最近の漫画のキレイな(?)絵に慣れた方にはとっつきにくいかもしれません。

 

『からくりサーカス』のあるシーンで、怒りを表現するために指で描いたという有名な話があるくらい。

そのシーン、本当にド迫力です。

 

私も『うしおととら』が好きすぎて友達に進めた時、絵に抵抗を感じたらしく読んでくれませんでした(号泣)。

 

こればっかりは仕方がないので、まずアニメでワンクッション挟みつつ、良いな!と思ったら原作を読むという方法がオススメ。

アニメでハマったなら、『うしおととら』も『からくりサーカス』も、だいぶとっつきやすいのではないかと思います。

  

ネタバレなし・からくりサーカス あらすじ

この後、『からくりサーカス』の登場人物やあらすじをご紹介していくのですが、なんと言っても複雑な物語、、どうしても少しはネタバレしてしまう…。

 

ということで、「一切ネタバレはなしでお願いしたいぞ!」という方は、ここで超絶ざっくりあらすじだけを見て、引き返していただくのが良いかと。

 

ネタバレなしあらすじ⇩

莫大な遺産を相続したことで命を狙われる主人公・才賀 勝(さいが まさる)、謎の奇病を患う拳法家の青年(19歳)・加藤 鳴海(かとう なるみ)、勝を守る人形遣いの美女・しろがね。

 

3人の辿る、あまりに数奇な運命の物語の幕があける…。

  

 

………ざっくりし過ぎて、「その数奇な運命ってなんなのさ」って話だと思いますが、ほんとにネタバレしたくない場合はこのくらいにしておいて、あとはご自身で漫画を読んでいく方が楽しめるでしょう。

 

全部で43巻、面白いかわからないで大人買いは不安でしょうし、買ってから読まなくなるのも…とお悩みなら、とりあえずGEOへ(笑)

 

面白さは1巻だけでは判断できないので、最低でも3巻だけレンタルして読んでみてください。

それでハマったなら、ぜひラストまで、レンタルなり購入なりで楽しんで頂ければいいのではないかと思います。

 

登場人物と用語紹介

からくりサーカスは最初にもちょっと触れた通り、単行本43巻にもわたって繰り広げられるそれはそれは壮大な(めっちゃ長い)物語。

 

先祖の代までさかのぼって綿々と続く、複雑で入り組んだストーリーなんです。

 

少しでもわかりやすいように、まずはメインの登場人物と、あらすじ紹介で何ソレ?となりそうな用語をご紹介します。

 

才賀 勝(さいが まさる)

主人公の小学5年生の少年。ある日莫大な遺産を相続し、腹違いの兄妹から命を狙われているところ、加藤 鳴海と”しろがね”(本名:エレオノール)と出会う。

 

気の弱い少年だったが、鳴海たちとの出会いで成長。

強くなることを決意し、自らの運命に立ち向かっていくようになる。

 

しろがねと共に旅芸人のサーカス団に身を寄せ、人形繰りを覚え、後に自動人形(オートマータ)たちとの戦いに身を投じることに。

 

加藤 鳴海

拳法を使う青年(19歳)。

一見19歳には見えないTHE 熱血漢だが、物語に大きく関わる謎の奇病「ゾナハ病」にかかっている。

 

遺産相続によって命を狙われる勝と出会い、しろがねと共に彼を守ることに。

 

勝の遺産を巡る事件で2人を守って爆発に巻き込まれ、片腕だけを残して死んだかと思われたが、記憶を失くして生きていた。

 

自身や多くの人間を苦しめるゾナハ病の原因である自動人形(オートマータ)との壮絶な戦いを繰り広げることになり、その発端となった過去を知ることになる。

 

※ゾナハ病については後で紹介しますね。

 

しろがね(エレオノール)

勝の祖父の命により、勝を守る「しろがね」を名乗る美人。

途中で明かされる本名はエレオノール。

 

懸糸傀儡(けんしくぐつ・マリオネット)を操る人形遣い。

 

幼少期から自動人形と戦うための人形繰りを叩き込まれ、自身もそのための人形のように感情を表さない人間に成長してしまったが、勝や鳴海との出会いで徐々に表情も感情も豊かになっていく。

 

鳴海が死んだと思われたその後は、勝と旅芸人のサーカス団に身を寄せ、一途に鳴海を想い続ける。

 

ゾナハ病

『からくりサーカス』で戦うことになる自動人形たちが原因でかかる奇病。

 

他人の副交感神経優位状態を認識する=自分で人を笑わせないと発作を起こしてしまう恐ろしい病。

 

呼吸困難に陥る初期段階から、常に呼吸困難に陥るが外的要因以外で死ねない生き地獄の状態まで悪化していく。

その途中で合併症などから命を落とすことが多い。

 

主人公の1人、鳴海もかかっている。

人を笑わせないと生きられないというのは、自動人形たちの存在意義(創られた理由)に関わっている。

 

ぜひ

 

という独特の呼吸音が怖い。

 

自動人形(オートマータ)

からくり人形。

 

自動人形は創った者の意思に逆らうことができず、ある人間をモデルとして創られた人形を、笑わせるために創られている。

 

だから彼らが原因で発症するゾナハ病もまた、人を笑わせないと生きられない症状が出る。

 

怖いんだけど、印象的なキャラもたくさんいて、この自動人形の集団は、「真夜中のサーカス」と呼ばれている。

 

しろがね

作中に登場する「生命の水(アクア・ウイタエ)」を飲み、ほぼ不死者となって自動人形を破壊する人たち、そしてその集団。

 

最初のエレオノールのように、名前ではなく「しろがね」と名乗ることも。

 

ネタバレ有り・からくりサーカス あらすじ

ここからはもう少し詳しく『からくりサーカス』のあらすじを、最低限のネタバレでご紹介していきます。

 

『からくりサーカス』は、「プロローグ」→「サーカス編」⇄「からくり編」→「機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)編」といった構成の物語。

 

「サーカス編」「からくり編」は交互に描かれるイメージです。

 

⇩⇩⇩ここからあらすじ⇩⇩⇩

 

プロローグ

父の死によって180億もの遺産を相続した小学5年生の少年・才賀 勝は、そのあまりに莫大な遺産のために親類から命を狙われているところ、拳法家の青年・加藤 鳴海と、”しろがね”と名乗る人形遣いの美女に出会います。

 

この3人の出会いが、物語の幕開け。

 

しろがね(本名:エレオノール)は、勝の祖父・正二から「勝を守るように」という命を受けて彼のもとへ駆け付け、鳴海と共に勝を守ることに。

 

命を狙われる中、鳴海の優しさや強さに触れ、気弱な少年だった勝は自分を変えようと成長し、鳴海とエレオノールも信頼関係を築き上げていきます。

 

しかし勝の相続した遺産を巡る事件で、勝とエレオノールを爆発から守った鳴海は、片腕だけを残して行方不明となってしまうのでした…。

 

サーカス編

鳴海が姿を消し、残された勝とエレオノール。まだまだ遺産絡みで命を狙われる勝は、普通の小学生らしい生活を送るのが難しくなり、仲町サーカスという旅芸人たちのサーカス団に身を寄せることに。

 

鳴海のことを忘れられない勝とエレオノールですが、サーカスの仲間たちと過ごしながら、襲い来る敵と戦う日々を送っていました。

 

そんなある日、エレオノールの人形繰りの師である男、「ギイ」と出会い、勝は自身の出生の秘密や、物語やエレオノールにも関わる過去、黒幕の存在を知ります。

 

今まで守られるだけだった自分を変え、今度は自分がエレオノールを守ると心に決めた勝はサーカス団を離れ、エレオノールやギイが使う懸糸傀儡(けんしくぐつ)を学ぶため、とある村へと向かうのでした。

 

からくり編

勝とエレオノールを爆発から守り、片腕だけを残して死んだと思われていた鳴海でしたが、ギイに救われ、記憶喪失となにながらも一命をとりとめていました。

 

錬金術によって生み出された「生命の水(アクア・ウイタエ)」を飲み、”しろがね”となって…。

 

「生命の水」を飲んだ人間の髪や瞳は銀色に染まり、5年に1歳しか歳をとらなくなり、身体機能が著しく向上するため、常人なら耐えられない傷なども目に見えるような早さで治る…ほぼ不死者となるのです。

 

鳴海はギイとの出会いで、ゾナハ病の原因が「自動人形(オートマータ)」というからくり人形であり、「しろがね」とは自動人形と戦う「生命の水(アクア・ウイタエ)」を飲んだ人間の集団であると知ります。

 

(エレオノールもしろがねの1人!)

 

世界中の人々が自動人形により苦しめられていることも知った鳴海は、自動人形との壮絶な戦いに身を投じていくように。

 

戦いの最中に物語の黒幕や過去を知ってしまい、エレオノールがゾナハ病を治すカギを握っているはずだと踏んで、勝と入れ違いで仲町サーカスにやってくるのですが、もちろん、エレオノールとの感動の再会…とはならず。

 

記憶を失くした上、エレオノールの出生の秘密や、物語に大きく関わる過去を知ったことで、鳴海は彼女に冷たく接します。

しかし、悲しみ、困惑しながらも、エレオノールは一途に鳴海を想い続けているのです。

 

場面は変わり……サーカス団を離れて懸糸傀儡を操る訓練のために、関わりの深い黒賀村を訪れた勝。

才能を秘めていた勝は、自身に向けられる刺客を次々退け、強くなっていました。

 

それぞれの思いや思惑を胸に、物語は最終章へと向かいます。

 

機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)編

ついに物語は最終章。

 

仲町サーカスが勝のいる黒賀村を訪れ、合流。

しかしその後、世界中の人々がゾナハ病に感染。

 

全てに決着をつける時……最後の戦いが始まります。

 

 ⇧⇧⇧あらすじここまで⇧⇧⇧

 

以上が『からくりサーカス』の大筋を辿ったあらすじです。

 

ネタバレしちゃいつつも、これでも物語の謎や細部はかなりはしょっているので、実際読んでみるともっとボリューミーで、もっと深くて、謎が明かされる時系列なんかもバラバラなので更に複雑。

 

ご紹介したスト―リーの合間にいろんなことが起こります。

もし気になったら、じっくり漫画を読んでみてくださいね('ω')ノ

 

からくりサーカスの魅力

私が個人的に思う!『からくりサーカス』の魅力をご紹介します。

 

 見事な風呂敷のたたみ方

過去と現在が徐々に繋がっていく、緻密で複雑で壮大なスト―リー。

 

周りまわって、どうやって繋がるんだろう、どうやって終わらせるんだろう…と思いながら引き込まれ、少しずつ明かされる謎が気になってページをめくる手が止まりませんでした。

 

そして迎えるラスト、、ちゃんと繋がった!キレイに繋がりました。広げに広げた風呂敷のたたみ方がお見事。

 

漫道コバヤシに出演された藤田先生が「最初からそんなずっと先の伏線を考えている訳ないじゃないですか~」と語っておられました。

 

今まで描いてきた物語を積み上げていって、過去に解決してなかったなってことやらを今使おう!って出すらしいです。

 

伏線回収が素晴らしい…というよりも、後付けがめっちゃくちゃ上手ってことなのかなって思います。

 

そにしても、複雑で長い分、連載当時は途中から入り込むのが難しかったかもしれませんね…。

 

 味方はもちろん敵にも花を持たせる

『からくりサーカス』は味方はもちろんのこと、敵にも花を持たせる演出が最高です。魅せ方がうまい…!

 

最初はめちゃくちゃ怖くて憎かった敵も、最期の死にざまはもう涙なしには読めないシーンが続出。

あぁ、彼らにも彼らなりに大切な何か、思いなんかがあったんだろうな…なんて思うと…あれ、メガネが…ビショビショで…前が見え…ウッ…。

 

そのシーンやキャラクターも紹介したいのですが、してしまうと誰が死ぬのかわかってしまうので、ここはグッと堪えて控えます。

 

めっちゃ言いたい…!けど、我慢!

 

 名シーン・名言の数々

藤田作品と言えば、、、熱く感動できる名シーン・名言の数々!真っすぐ過ぎるくらいにストレートで、シンプルで、グッとくる名シーンや名言が盛りだくさんです。

 

『うしおととら』でも度々素晴らしい場面、名言が登場し、これまた涙を流していた私ですが、『からくりサーカス』でも見事泣かされました。

 

「幸せが似合わない人なんて、いない」とか「幸せにおなり…だ…」とか、「「お代はいかほどいただけるんで…?」とか「なんだ、見ているじゃないか…」とか「やっと男の人に、抱きしめてもらっちゃったァ」とか…もう書ききれないくらいの名言&名シーンが…最高です。

 

名言といえば、『うしおととら』も名言&名シーンの宝庫です⇩

vod-life.hatenablog.com

 

 そして最後のニクイ演出!

具体的じゃないにしても、書いちゃうと読んだ時に「そういえばラストがなんとか…」なんて予備知識で感動が薄れるかなぁ、、と悩んだのですが、ここまで読んでくださってる方はネタバレ大丈夫なんだ、という勝手な想像で書きます。

 

「ラストの演出」が素敵なんです。

 

物語が本当に終わった後のページに”あの演出”…最高かよぉぉ( ノД`)

 

嫌な奴だと思ってたキャラもみんな好きになっちゃいそうなページ。

私が読んだ時は、これは長い長い、舞台や演目を観ていたんじゃないか…みたいな余韻に浸ってました。

 

『からくりサーカス』アニメ情報!

2018年に放送された『からくりサーカス』。

テレビ以外では、「Amazonプライム・ビデオ」で日本・海外独占配信されています! 

 

『うしおととら』よりも長い『からくりサーカス』が、アニメの話数としては『うしおととら』より少なくなるようで、どうやってもあの超大作をアニメにするのは難しいのではないかという意見を多数目にしました。

 

確かに、『からくりサーカス』すべてを映像にすることはできないでしょう。

カットされたエピソードも多かったです。

 

それでも、原作を知らない視聴者が、原作も読みたいと思うかもしれない。

新たなファンが増えるかもしれない。

 

『からくりサーカス』を知るキッカケになるって、素晴らしいと思います。

 作者の藤田先生が納得をして送り出すのですから、一ファンとしては全力で楽しませて頂きました(^o^)/

 

良ければ、あなたもアニメ『からくりサーカス』を見てみませんか? 

 

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まとめ

『からくりサーカス』のあらすじや、個人的に思う魅力をご紹介しました。

 

私のつたない文章、そして貧相なボキャブラリーで濃ゆい『からくりサーカス』の良さや面白さを伝えられたのかちょっと自信がないのですが(笑)

 

原作ファン、そして藤田和日郎先生ファンとしては、アニメになることでもっとたくさんの人が『からくりサーカス』を知る機会になって、『からくりサーカス』好きだよって話のできる相手が増えるってことだと思うので、嬉しい限り。

  

「気になるけど漫画はとっつきにくいな~」という時は、先にアニメを見てハマったら漫画を読む…!なんてのも良いと思います。

 

43巻もあると、なかなか手を出しづらいですもんね(;^ω^)

 

この記事で、ほんの少しでも『からくりサーカス』を知ってもらうことができていれば幸いです。魅力もちびぃーーっとでも伝えることができれば更に嬉しいです。

 

それでは!

 

ちなみにですが、藤田和日郎先生の代表作の1つ『うしおととら』も気になった方は、下の⇩動画配信サービスでも見られるので、良ければご覧になってください。

 

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※本ページは2020年4月時点の情報です。最新の配信状況は各サービス公式ページでご確認ください。